大阪産業大学 基礎演習3 「RC造住宅の設計」
宿題提出を終えて全体へ各教員からのコメント
※ 毎回更新していくので、チェックしてください。
5/6 13:00更新
■ 足立
■ 村田
図面表現は全体的に丁寧に表現しようとする姿勢があるのは良いです。
ただ、草案段階(宿題提出図面)では部分的に省略してもOK。
設備ユニットなどは、各部の向きが分かれば、詳細まで書く必要はありません。
寸法の数字や家具・トイレ表記等もテンプレートを使わなくても良い。室名表記をしてくれれば、大体わかります。
(最終提出時は省略しない。丁寧に詳細まで描いてください。)
敷地全体の境界線を描いてください。3mの段差部分も描くこと。建物がどこに配置されているかがほぼ100%わかりません。模型も同様に敷地全体を作ってください。北マークだけでなく海の方向も示してください。
敷地の入り口・駐車場・庭や玄関までのアプローチ空間がされていない。各階の面積・延床面積が記載されていない。
断面の寸法の取り方が間違っている。(平面図では壁芯等ですが、断面図は各レベルからの追い出しです。)
これらも提出されたほぼすべてにおいて出来ていません。
敷地は海側(堤防側)の敷地も活用できるので、段差よりも上の部分だけの敷地でとどめておく必要はありません。
砂浜は敷地外ですが、堤防と表記している範囲は建築可能範囲です。段差のある敷地での設計課題という意図を読み取ってください。
段差より下のエリアの利用・提案を積極的におこなっていくように。
3mx3mの設備ユニットを解体している人がいます。
解体してバラバラに配置してはいけません。
(1Fだけでなく各階の)天井ふところの理解がされていない。そのため、断面図の表現ができない。
屋根にはパラペットが出てきます。※特に陸屋根の場合。断面図では、パラペット表現もしてください。
階段の蹴上・踏面の計画ができていない。階段幅・通路幅の寸法にはルールがあります。資料を熟読してください。
開口部(窓、トップライトなど)や建具や開き勝手(片開き、引き戸、外開き、内開き、引き分け戸)など、適材適所に計画してください。間口や高さについても同様です。
玄関の位置、玄関回りの要素(上がり框、靴脱ぎエリア、ポーチなど)の理解が不十分。
広さも不十分です。ワンルームマンションの玄関程度のイメージをしないでください。
また、庇などの雨がかりを避けるエリアをイメージして、より現実的な使い勝手を熟考してください。
2つの矩形の提案が弱い。平面的に2つのボリュームをずらしただけの案が、ほとんどです。
強い提案、個性的な空間操作を行っていくように心掛けてください。
■ 中前